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今の学習塾は、1対1～3の個別指導、タブレットや映像を多用した授業等々多様な形態があります。教明塾の塾長である私は、産業化された塾業界が、学校教育をゆがめていると考えるようになりました。

マンツーマン授業や少人数の個別指導では、「丁寧に教えるのは当たり前、理解できないのは、教えるほうがダメだ。」と考えるようになるのは当然です。また、熱心に教えれば教えるほど生徒の考える力を奪ってしまいます。

映像を多用した集団授業にも問題があると考えています。学校の授業やテスト問題は映像化されているわけではありません。先生の話を聞いたり、文章やテスト問題を読んで、頭の中で情景を思い浮かべる必要があるのに、その機会を奪っているからです。

その裏側には、「勉強は嫌なもので、子供たちは勉強するのが苦痛である」という考えがあるのではないでしょうか。嫌いな食べ物を食べさせるためにごまかして味付けしなければならない、子供が欲しがるのでジャンクフードを与える。そんな塾教育になってしまっているように思えてなりません。その結果、自分で考える、覚える努力をすることを求める学校の授業に参加しない子供たちが現れるのです。

教明塾は本来子供たちが持っている向上したいという願いを生かしたいと思っています。勉強嫌いになる前、勉強が嫌いでも好きになれる幼稚園・小学校の時期こそが一番大切だと思い、育脳寺子屋コースを設けました。「楽しく能力を向上させる」そんな塾でありたいと思います。